つぶやき:なぜママノがアマゾンバニラを扱っているのか?

つぶやき:なぜママノがアマゾンバニラを扱っているのか?

最近、バニラジェラートやバニラ生チョコだけでなく、バニラビーンズそのものを販売している。
なぜチョコレート屋であるママノがバニラビーンズを販売しているのか、疑問に思う方もいるかもしれないので説明を書きたい。


『森と生きる』

これがママノのコンセプトだ。
ママノを始めたのは、エクアドルアマゾンの先住民が作るアリバカカオに出会ったからだった。
2013年から、そのアリバカカオだけを使って、チョコレートを作ってきた。
関係性が深くなるにつれて、エクアドルアマゾンとキチュア族の文化に惹かれていった。
美しい自然、異国の伝統文化、にただ惹かれたということもあるだろうが、社会が地球規模で抱えている複数の課題の解決策になることを知り、それをもっと広めていきたいと思うようになったからだった。
どんな社会課題にアプローチできるのかと問われれば、沢山あげることができる。


例えば、先住民の人権、気候変動の緩和と適応、森林伐採、食料安全保障、医療、公正な取引、土壌・河川・海の保全、植物多様性、生物多様性の保全...といった課題だ。
これらの課題解決に向けて美味しくアプローチできるのがカカオでありチョコレートだった。


そこに、新たにバニラが加わった。(グアユサ茶も)
ママノにとっては、とても自然な流れで、バニラはチョコレートと同じくらい大切な商品になった。


エクアドルのアリバカカオが元々は野生種であったように、このアマゾンバニラもV.Odorata種という野生種で、もともとその地に生息していたものだ。アリバカカオを育てている農家と組合が、数年前から取り組みを始めていた。


アリバカカオやアマゾンバニラを栽培の段階からサポートし、商品化し、お客さんに、この香りを届けて喜んでいただくことが、ママノの役割だ。
このアマゾンバニラの香りと物語を多くの方に知っていただいて、使っていただけますように。


ママノ江沢