10/22(土)AM9:00- プロフェッショナルに聞く!チョコレートと気候変動の深ーい関係 〜エクアドルの熱帯雨林のカカオ〜

【資料・動画掲載】 10/22(土)AM9:00- プロフェッショナルに聞く!チョコレートと気候変動の深ーい関係 〜エクアドルの熱帯雨林のカカオ〜

イベント終了後に資料掲載しました。

youtube → https://www.youtube.com/watch?v=znhZvXscE5s

『プロフェッショナルに聞く!チョコレートと気候変動の深ーい関係』

〜エクアドルの熱帯雨林における先住民キチュアの伝統的なアグロフォレストリー農法が、どのように気候変動や生物多様性に影響するのか?〜

イベント概要

ママノチョコレートは、2013年創業した東京のチョコレート店です。創業以来、エクアドル熱帯雨林の伝統的なアグロフォレストリー(現地語で「チャクラ」)のカカオのみを使用し、「チョコレートで笑顔あふれる地球をつくる」を合言葉に事業を行っています。

チョコレートと気候変動、生物多様性の深くて面白い関係を、チョコレートが大好きなみなさんに知っていただくことで、より良い社会を作っていくことに一歩でも近づけたらと思い、専門家のみなさんにお話いただくことになりました。

チョコレートを片手に、楽しんでお気軽にご参加ください!

言語

日本語通訳あり(スピーカーは英語、スペイン語)
同時通訳ではなく、短い文章ごとに交互に通訳します。

主催

ママノチョコレート(株式会社コータロー)

共催

開発途上国におけるサステイナブル・カカオ・プラットフォーム(JICA)
在日エクアドル大使館
PRO ECUADOR

当日プログラム



江沢孝太朗 約5分
ママノチョコレート代表(株式会社コータローCEO)
『イベント開催趣旨やママノチョコレートについて』



セサル・モンターニョ氏 約5分
駐日エクアドル共和国特命全権大使
『エクアドルのカカオについて(仮)』


ボリエル・トレス氏 約20分
アマゾン州立大学
博士・教授
『エクアドルアマゾンの伝統的なアグロフォレストリーシステムが気候変動に与える影響』




アナ・カリナ氏 約20分
国際連合食糧農業機関(FAO)エクアドル
気候変動適応スペシャリスト
『エクアドル ナポ州のアマゾンチャクラ 気候変動防止に貢献する農業と炭素隔離について』




ビクトリア・メナ氏
公益財団法人世界自然保護基金エクアドル(WWFエクアドル)
生物経済と市場のためのプログラム担当
『持続可能な生活と市場 -WWFのエクアドル ナポ州での活動-』




エンリケ・サラサル氏 約5分
ウィニャック組合
コマーシャルマネージャー
組合活動の紹介

稻田 亜梨沙(いなだ ありさ)氏約5分
JICAガバナンス・平和構築部 ガバナンスグループ 法・司法チーム
開発途上国におけるサステイナブル・カカオ・プラットフォーム事務局担当

カカオプラットフォームについて


質問やディスカッションタイム 約20分

終了 10:40を予定


スピーカープロフィール等詳細


アナ・アンドラデ氏

国際連合食糧農業機関(FAO)エクアドル
気候変動適応スペシャリスト


プロフィール

環境エンジニア。UASBで持続可能な開発と気候変動に関する研究修士号取得。環境持続性、エコロジカルフットプリント、カーボンフットプリント、カーボンモニタリング、環境・気候変動指標、測定・報告・検証(MRV)システムに関して10年の経験を有する。

国連食糧農業機関(FAO)では、エクアドル・アマゾンで実施された「エクアドルのアグロフォレストリー・システムにおけるカカオの気候変動対応農業」プロジェクトで気候変動の専門家として、また、気候変動に関する国家登録簿と国家測定・報告・検証(MRV)システムの準備プロジェクトで気候変動への適応の専門家として勤務した経験を持つ。


予定しているプレゼンテーションの紹介

プロジェクト「エクアドルにおけるアグロフォレストリーシステム下でのカカオの気候変動防止に貢献する農業」は、2019年11月から2021年12月まで、エクアドル・アマゾン、ナポ県で実施されました。

それは、キチュワ・アマゾンの人々の文化的・社会的再生産のための基礎であることに加え、生物多様性の持続可能な利用と不利な生産条件への適応を特徴とするアグロフォレストリーシステムである「アマゾンチャクラ」に植えられたカカオに焦点を当てました。

このプロジェクトでは、気候変動防止に貢献する農業(CSA)に焦点を当て、
a) 農業生産性と生産者の収入の持続的増加
b) 変化への適応と回復力
c) 温室効果ガスの削減と吸収
の3つの主要目標を達成することを目指しています。

アグロフォレストリー・システムは、気候変動への適応と緩和、食料安全保障、貧困緩和の目標を達成するための戦略です。このプロジェクトでは、36の区画で炭素貯留量の測定と調査を実施しました。

ナポ州のアマゾンチャクラは、土壌、バイオマス、その他に蓄積された重要な炭素吸収源であり、その重要性はカカオの単一栽培や原生林と比較すると、より顕著になります。