生産者情報

団体名：ASOPROCANANDE
組織形態：農畜産生産者協会「Progreso del Río Canandé」
法定代表者：GUADALUPE ISABEL MANCHAY CASTILLO
所在地：エクアドル、チャチ族の中核コミュニティ周辺（リオ・カナンデ近郊）

団体概要：ASOPROCANANDEは、地域に根ざした小規模農家の協会です。香味の豊かなカカオの栽培を通じて、家族の生計を強くし、文化的アイデンティティを守り、周辺の熱帯雨林を保全することを目指しています。持続可能で再生型の農業実践（アグロフォレストリー）を広げながら、森とともにカカオづくりを続けています。

環境保護：森を守る

ASOPROCANANDEの人々は、約88ヘクタールに及ぶ森林をコミュニティの合意のもとで自主的に保護しています。 

この森はカナンデ川の水源地であり、ジャガー、プーマ、アルマジロ、オオハシといった多様な野生動物の住処です。 農薬を使わず、バナナや果樹と共にカカオを育てる「アグロフォレストリー（森林農法）」を実践することで、生物多様性を守り、次世代に豊かな自然を残そうとしています。

県: エスメラルダス県
郡: キニンデ郡 
教区: マリンピア教区
コミュニティ: カナンデ
標高（平均）: 110 m 
気温: 28 °C

収穫と予約
収穫期: 2月〜4月
最大収穫期: 10月〜12月

カカオの品種

ナシオナルハイブリッド
EETP 801、EETP 800、パハリート (Pajarito)、フォラスターロ (Forastero)なども栽培

「パハリート（Pajarito）」、「フォラステロ（Forastero）」、「ベネズラノ（Venezolano）」といった”愛称”で呼ばれる、40年以上前からこの地に根付くカカオの系統が含まれています。（遺伝的な意味での品種とは異なり、あくまでニックネームです。）

これらは近代的な改良品種ではなく、代々の農家がその風味と土地への適応性を見極めて選抜し、守り抜いてきた「地域遺産」とも呼べるカカオです。

ポストハーベスト工程

・完熟したナショナル種のカカオを「果肉付き」の状態で買い付け
・発酵：5日間
・天日乾燥
・良品豆の選別と品質管理

物理・化学規格