グアユサティー(ワユサ)とは
グアユサティー
グアユサティーは、エクアドルアマゾンに先祖代々伝わる飲み物で日本人にとっての緑茶のような存在です。
グアユサ(Ilex guayusa)はエクアドル熱帯雨林に生息する常緑樹で最大で30mの高さになる木で、グアユサティーはその葉っぱから作られます。様々な病気の治療や刺激を得るために常用されてきた薬用植物であり、グアユサは先住民キチュアにとって、もっとも重要な植物です。
マテ茶の仲間ですが、苦味が少なくマテ茶よりも飲みやすいのが特徴です。
カフェインやテオブロミンを多く含み、良い点としてゆっくりと効果が持続し、珈琲によるカフェイン摂取と異なり、カフェイン切れによる頭痛、めまい、不安感などが現れることが少ないと言われています。
グアユサの収穫・製造方法
グアユサの収穫は先住民キチュアの主に女性の農家さんによって手摘みで収穫されます。
収穫後は製造工程を経て、2mm、5mm、8mm、powderのいずれかのサイズに注文に応じて粉砕します。
グアユサの飲み方
- カップ1杯につきティースプーン1〜2杯を茶漉しなどに入れ、沸騰したお湯に浸します。
- 5分〜10分程度置いてからお好みの濃さでお召し上がりください。
- グアユサを直接鍋に入れて最大20分ほど煮出すと、効果を最大限に得ることができます。(ママノ江沢おすすめ!)
※伝統的には、乾燥茶葉の状態ではなく、生のグアユサ葉を収穫し、緑の葉を直接調理します。
※タンニンがほとんど含まれていないため、茶葉をお湯に放置しても渋くなりません。苦味は強くなりますが、お召し上がりいただけます。
※1杯あたり約3g使用した場合、115gで約38杯お楽しみいただけます。
グアユサの成分と効果
グアユサは多くの健康効果を持っていること研究により証明されています。特に、覚醒作用、抗酸化作用について取り上げられています。
- 平均で100ml中約36mgのカフェイン含有量。
- 抗酸化物質は細胞を健康に保ちます。
- Lテアニンは、脳を活性化させ、ストレスを軽減します。
- 細胞の代謝に必要な必須アミノ酸が含まれています。
- 伝統的な内服・外用の万能薬として使用されています。
- グアユサに含まれるカフェインはゆっくりと吸収され、神経質になることなく、持続的なエネルギーを与えてくれます。
- グアユサはカフェインを含み、アマゾン熱帯雨林ジャングルの人々に一日中パワーと集中力を与えてくれます。
- ハードなフィールドワーク、ハンティング、ジャングルの長距離歩行も、グアユサのエネルギーがあれば大丈夫と言われてます。
グアユサを用いた朝の儀式
- 先住民の家族は早朝(午前4時頃)にグアユサを準備し火を囲んでグアユサを飲んでいます。
- グアユサを飲みながら、家族は自分たちが見た夢について語り合い、解釈をします。
- 夢の解釈の後、家族のリーダーによって、その日の農作業等活動の計画が立てられます。
聖なる保護者としてのグアユサ
- グアユサを飲むと、蚊や蛇に刺されるのを防いでくれると信じられています。
- 森の悪霊やエネルギーを追い払うと言われてます。
- ジャングルで迷子にならないようになると言われています。
ママノとグアユサ
- エクアドル・アマゾンに自生するグアユサは、カカオと共生する植物でママノのチョコレートの元になるカカオと同じ地域、同じ森、同じ組合で育てられています。
- ママノのパートナーであるウィニャック組合のおかげでグアユサを直接輸入することができ、私たちの愛する地球の緑の肺であるアマゾンの文化と環境をより一層サポートすることができます。
- ウィニャック組合でグアユサを有機栽培している313世帯を支援しています。
グアユサを飲んで、熱帯雨林のパワーを感じ、元気よく1日をお過ごしください!
チャクラ・アグロフォレストリー農法で自然との共生
グアユサティーはママノのアリバカカオと同じく先住民キチュアが構成するWINAK組合によって、伝統的なチャクラ・アグロフォレストリーシステムで栽培されています。
農薬、化学肥料は一切使用せずオーガニックで森のような農園の中でカカオを含む、約100種の作物、果樹、木材、医療用植物、自給のための食料などと共に育てられています。
熱帯雨林保護への貢献
先住民キチュアの家族が営むチャクラ農園には、森林として作物用の農作物を植えない土地も広くあります。
家族所有のチャクラ農園の外側には、共同所有の二次林、原生林があり、さらにその外側には国立公園として保護されている広大で豊かな熱帯雨林が広がっています。
地球上の生物多様性の80%がおよそ5%の先住民地域によって守られているとも言われるように、エクアドルでは先住民キチュアの仲間たちがカカオやグアユサでしっかりと生計を立てられることで、広大な熱帯雨林が守られ、生物多様性の保全にも繋がっていきます。
品質の保証と透明性で顔の見えるお茶に
ママノではWINAK組合からすぐ近くにラテンアメリカ代表のメンバーがいます。エクアドルアマゾンに20年近く生活しキチュアの女性と結婚して家族を持つ彼は、キチュアのメンバーと強い信頼関係を結んでいます。
WINAK組合とママノとの間に仲介業者はおらず、収穫コミュニティや発酵乾燥プロセスに至るまで、ママノは日々WINAK組合に対する単なる購入者としてではなく、ともに品質向上とビジョンの実現に向けて取り組むパートナーとして存在しています。
顔の見える付き合い、顔の見える取引を大切にし実践することで、バリューチェーンが長くなりすぎ、顔が見えなくなり、遠くの誰かを犠牲にしているのにも関わらず消費者は気が付かずに楽しむ、というような状況がなくなるようにと願っています。
ウィニャック組合との提携
ウィニャック組合は、キチュア族の小規模農家がコミュニティと家族の発展と進歩のために、共同で立ち上げた組織です。当社は、小規模カカオ農家の発展と森林保全と農家の生活改善につながるチャクラ農法(アグロフォレストリー)を支援するため、またアマゾン地域で栽培されるアリバカカオのフレーバーに魅力を感じアジア全域の販売パートナーとして当組合と長期契約を締結しております。皆様にもこの地で栽培されるアリバカカオを使用していただければ幸いです。
ママノは日本で唯一ダイレクトトレードでグアユサを仕入れている会社で、業務用のお取り扱いや、数トン単位でのご注文も承ります。