ジャングルマカンボの魅力|エクアドルアマゾンのキチュア族の家族のチャクラから、栽培・収穫・味わいまで(2025年3月22日セミナー動画)
動画の章立て
時刻を押すと、その場面から再生されます。
- 0:00 はじめに:標高約900mのチャクラから
- 1:33 ノルマさんとジェイコブさんの紹介
- 7:10 熟すと落ちるマカンボの実を拾う
- 11:08 果肉の味:メロンやパイナップルの香り
- 15:32 種を果肉から取り出す作業
- 19:05 新鮮なうちに処理する理由
- 20:41 種の味は生のピーナッツ
- 24:31 種を取引先へ運ぶ
- 26:37 マカンボの木の本数と販売の始まり
- 30:26 栽培で出やすい病気
- 38:55 マカンボでチョコレートを作るには
- 43:54 チャクラで育つほかの作物
- 51:42 ノルマさんにとってのチャクラ
- 55:29 おすすめの食べ方と焙煎
- 59:57 チャクラの受け継ぎと強み
セミナーの内容
エクアドルのアマゾン、標高約900mにあるキチュア族のノルマさんのチャクラ(伝統的なアグロフォレストリーの農園)から中継しました。現地にはチャクラの持ち主のノルマさんと、エクアドル・アマゾンの産物を市場へ届ける会社の共同創業者ジェイコブさんが出演しました。
熟した実は木から落ち、5日に1度拾い集める
マカンボの実は木の高いところになり、熟すと地面に落ちます。木に登る必要はなく、落ちた実を5日に1度ほど拾って収穫します。実はマチェテで割りますが、カカオの実よりかなり硬い殻です。
果肉はメロンやパイナップルのような香り
ジェイコブさんは果肉を、メロンやパイナップルのような香りの豊かな味と表現しました。カカオのパルプより柔らかく、ビロードのような舌ざわりです。果肉は食べられ、殻はチャクラに戻して微生物に分解させ、土に返します。
1個から種を取り出すのに約20分
種のまわりにはぬるぬるした薄い膜があり、ナイフで果肉から外す作業には1個あたり約20分かかります。1個に入っている種は、小さい実で38〜40個、大きい実で40〜42個ほどです。カカオのように発酵・乾燥させるのではなく、酸化や発酵をさせずに新鮮なうちに処理することが最も重要で、取り出した種は2時間半ほどのうちにバスで約20km先の取引先へ運びます。生の種は生のピーナッツに近い味です。
ノルマさんのチャクラには若木24本、成木7本
もともと生えていた木に加え、販売を始めてから植え足しました。マカンボを商品として売り始めたのは3年ほど前で、それ以前は昼食に食べるなど家の食べ物でした。チャクラにはほかにチョンタ(ヤシ)、バナナ、レモングラス、ピーナッツ、お茶にする葉、家を建てる木材になる木などがあり、ほとんどは家族で消費します。ノルマさんはチャクラを、家族の食べ物と現金収入の両方がとれる場所と説明し、作り方は主に父親から教わったと話しました。
質疑応答
問い:マカンボでチョコレートを作るには。答え:マカンボの脂肪分はカカオの半分ほどなので、カカオバターを多めに加えるのがジェイコブさんのおすすめです。使い方は大きく3つで、マカンボだけでバーにする、カカオとブレンドしてミルクなしでもミルクチョコレートのような質感を出す、普通のチョコレートにナッツの代わりに加える、です。
問い:栽培でよく出る病気は。答え:カカオと同じモニリア病が出やすいそうです。
問い:おいしい食べ方は。答え:現地では生よりも、焙煎するかシチューにして食べるのが一般的です。焙煎は150度を超える高温を避け、10〜15分を目安に好みの香りと歯ざわりで調整します。家庭では、フライパンで油と塩、チリペッパーと一緒にさっと炒めるのがおいしいそうです。ママノ向けの種は焙煎せず乾燥させただけの状態で出荷しているので、用途に合わせて調理できます。
【開催前に予定していた項目】
チャクラにおけるマカンボとは?
・マカンボの生態と特徴
・チャクラ農園でどのように育つのか
・他の作物との共生と役割
マカンボの収穫方法
・どのようなタイミングで収穫するのか
・収穫時の注意点と伝統的な方法
・収穫作業の風景
マカンボの運搬方法
・収穫したマカンボをどのように運ぶか
マカンボの内部構造とは?
・外皮、果肉、種の構造について
マカンボの果肉の味とは?
・どのような風味があるのか?(甘み、酸味、食感)
チャクラでのマカンボの果肉除去方法
・伝統的な方法と現代的な方法の比較
・果肉の利用方法
キチュワコミュニティにおけるマカンボの意味
・文化・儀式との関連
・伝統料理や飲み物への活用
・先住民の生活におけるマカンボの役割
チャクラにおけるマカンボの意義
・持続可能な農業との関係
・森林保全と生態系への貢献
・マカンボの未来と可能性