ロディックチョコレートのビーン・トゥ・アイス。エクアドル・サモラチンチペのショコラソルベにカカオハスクのジュレとチュイールを添えたもの

ロディックチョコレートのアイス・板チョコ・ボンボンに使われた、ママノのカカオ豆2種

ロディックチョコレートは、2025年10月に東京都文京区本駒込(千石駅から徒歩3分)で開店したビーントゥバーのチョコレート店です。服のオートクチュールのように、商品ごとにカカオ豆を選び、焙煎温度やコンチングの時間を変えて仕上げる「オール・クチュール・チョコレート」を掲げています。シェフの山内大輔さんは、パリの〈パトリック・ロジェ〉でスーシェフを10年務め、帰国後さらに10年、ビーントゥバーの技術を磨いてきました。2026年9月25日から30日まで日本橋三越本店で開かれたフランス展では、ママノのカカオ豆2種を使ったアイス、板チョコレート、ボンボンショコラが並びました。この記事では、その商品と、使われた2つの豆を紹介します。

看板のアイス2種は、どちらもママノの豆

催事の看板商品は「ビーン・トゥ・アイス&カカオハスクジュレ」でした。カカオ、オーガニックシュガー、水飴、水だけでつくるショコラソルベに、カカオハスク(カカオ豆の皮)のジュレと、ハスクを焼き込んだチュイールを重ねています。1個1,485円(税込)で、各日50点の限定です。

  • エクアドル・ナポ:沖縄産パイナップルの果肉を入れたジュレと合わせたもの。ロディックの名付けは「Floral」
  • エクアドル・サモラチンチペ:信州産コンコードぶどうの果汁を入れたジュレと合わせたもの。名付けは「Grapey」
ロディックチョコレートのビーン・トゥ・アイス。エクアドル・サモラチンチペのショコラソルベにカカオハスクのジュレとチュイールを添えたもの
ビーン・トゥ・アイス(エクアドル・サモラチンチペ)。2026年9月30日、日本橋三越本店にて。

板チョコレートとボンボンにも同じ豆

ショーケースには、同じ2つの豆でつくった板チョコレート(カカオ70%、55g、1枚1,944円)も並びました。原材料はカカオ豆とオーガニックシュガーだけです。ロディックの説明では、ナポは洋梨とメロンの香りのあとにジャスミンティーのような花の香りが開き、赤ワインのような深みが続きます。サモラチンチペは白ぶどうの香りが強く出て、渋みのあるボディが特徴です。

ロディックチョコレートの板チョコレート。エクアドル・ナポ70%とエクアドル・サモラチンチペ70%
左がエクアドル・ナポ、右がエクアドル・サモラチンチペの板チョコレート。

秋の新作ボンボンショコラ「At the Edge of Summer and Autumn」では、12粒のうち4粒がママノの豆でつくられています。

  • ナポ:ナポのカカオのガナッシュ
  • ジャスミンティー:ナポにジャスミンティーを重ねたもの
  • アナナス:フィリピン産パイナップルをナポで包んだもの
  • グレープ:コンコードぶどうの果汁とカレンツにサモラチンチペを合わせたもの

アナナスとグレープは4個入りから入っていて、ナポとジャスミンティーは12個入り(7,776円)だけに入っています。

ロディックチョコレートのボンボンショコラ8個入りと12個入り
ボンボンショコラ。上が8個入り、下が12個入り。

ナポの豆は、WINAK組合のアマゾンアリバ

ナポの豆は、エクアドル北部アマゾンのナポ県で、キチュアの生産者組織WINAK組合の農家がチャクラで育てたアマゾンアリバです。チャクラでは、カカオを果樹や薬草、木材になる樹木と一緒に育てます。発酵は3段の木箱で約96時間行い、日本までは10℃以下の冷蔵で運んでいます。発酵と乾燥の方法は、WINAKとママノで記録を取りながら毎年見直しています。

アマゾンアリバカカオとWINAK組合について詳しく見る

サモラチンチペの豆は、アソプロマス組合のEET95・96・103

サモラチンチペの豆は、エクアドル南部アマゾンのサモラチンチペ県スンビにあるアソプロマス組合のアリバです。組合には約200名の農家が加わっていて、その半数がシュアールの人たちです。品種はナショナル系のハイブリッドEET95・96・103で、発酵は3段の木箱で6日間行います。サモラチンチペ県は、およそ5300年前に人がカカオを使っていた証拠が見つかっている地域で、ママノは2025年からこの豆を扱っています。

アソプロマス組合のアリバカカオ豆について詳しく見る

本駒込のお店でも

2026年1月31日のSPURの記事では、本駒込の店頭に並ぶナポの板チョコレートと、ナポを使ったガレットが紹介されています。店舗は東京都文京区本駒込6-2-8、都営三田線の千石駅A4出口から徒歩3分です。

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2つの豆は業務用に販売しています

ナポとサモラチンチペの豆は、どちらもママノが業務用に販売しているカカオ豆です。サンプル、価格、ロット条件は業務取引のページからご相談ください。

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よくある質問

ロディックチョコレートはどんなお店ですか。

2025年10月に東京都文京区本駒込で開店したビーントゥバーのチョコレート店です。商品ごとにカカオ豆を選び、焙煎温度やコンチングの時間を変えて仕上げる「オール・クチュール・チョコレート」を掲げています。シェフは、パリのパトリック・ロジェでスーシェフを10年務めた山内大輔さんです。

ロディックチョコレートはママノのカカオ豆を使っていますか。

使っています。2026年9月の日本橋三越本店のフランス展では、アイス2種、板チョコレート2種、ボンボンショコラ4種に、ママノのエクアドル・ナポとエクアドル・サモラチンチペの豆が使われました。

エクアドル・ナポのカカオはどんな豆ですか。

エクアドル北部アマゾンのナポ県で、キチュアの生産者組織WINAK組合の農家がチャクラで育てたアマゾンアリバです。発酵は3段の木箱で約96時間行い、日本までは10℃以下の冷蔵で運んでいます。

エクアドル・サモラチンチペのカカオはどんな豆ですか。

エクアドル南部アマゾンのサモラチンチペ県スンビにあるアソプロマス組合のアリバで、品種はナショナル系のハイブリッドEET95・96・103です。発酵は3段の木箱で6日間行います。

同じカカオ豆を仕入れられますか。

仕入れられます。どちらの豆もママノが業務用に販売しています。サンプル、価格、ロット条件は業務取引のページからご相談ください。

執筆:江沢孝太朗(ママノチョコレート代表)
2013年の創業以来、エクアドル・ナポ県の先住民キチュアの生産者とカカオ・蜂蜜・グアユサの買い付けと品質管理に取り組んでいる。
最終更新:2026年9月30日

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