オリジナル紙袋の作り方。小ロット100枚から、単価と納期の目安
オリジナル紙袋とは、店やブランドのロゴや柄を印刷して作る手提げ袋です。作り方は大きく3つあり、名入れのセミオーダーは100枚・5営業日出荷から、フルオーダーは500枚・10営業日出荷から、輪転フレキソは5,000枚・45日出荷から作れます。枚数が増えるほど1枚あたりは下がり、そのかわり納期は伸びます。ママノチョコレートが2013年の創業から作ってきた手提げ袋の実物写真とあわせて、選び方を紹介します。
ママノの手提げ袋は、創業から全部エス・ユニットで作っています

ママノチョコレートがオリジナルで作っている手提げ袋は、2013年の創業からいままで、すべてエス・ユニット株式会社(てさげネット)に作ってもらっています(無地の既製品は別に購入しています)。店頭でお渡しする普及タイプの袋から、上質紙を使った高級感のある袋、小さいサイズ、大きいサイズまで、納期と価格と品質の相談をそのつど受けてもらってきました。
創業のときは5社ほどに問い合わせて見積もりを取りました。紐の素材、紙の素材、印刷の方法、表現の方法。はじめて紙袋を作るときには分からないことがたくさんありましたが、それをわかりやすく明快に教えてくれたので、エス・ユニットにお願いすることに決めました。
紙袋は、日本の工場、中国の工場、その他アジアの工場で、作れるものと作れないもの、出せる価格と出せない価格が変わります。こちらが持っているイメージに対して、どの工場でどう作ればどんな仕上がりになるか、いくらくらいになるか、納期はどうなるか。そこを早く返してもらえるので、13年ずっとお願いしています。
エス・ユニット株式会社は2001年1月の設立で、2026年で25年になります。本社は東京都文京区本郷。フルオーダー紙袋、セミオーダーの名入れ紙袋、輪転フレキソ紙袋、手穴つき紙袋、オリジナル宅配袋を扱っていて、協力工場は国内外100社以上あります。
作り方は3つ。100枚・500枚・5,000枚で分かれる
オリジナルの紙袋を作るとき、最初に決まるのは「何枚作るか」です。枚数によって作り方そのものが変わり、単価も納期も一緒に動きます。
| 作り方 | ロット | 納期 | 単価の目安 |
|---|---|---|---|
| セミオーダー(名入れ) | 100枚〜 | 5営業日出荷〜 | 175円〜 |
| フルオーダー | 500枚〜 | 10営業日出荷〜 | 90円〜 |
| 輪転フレキソ | 5,000枚〜 | 45日出荷〜 | 20円台〜 |
(数値はてさげネットの表示。2026年9月時点)
セミオーダーは、決まった規格の袋にロゴなどを入れる作り方です。100枚から作れて出荷も早いかわりに、1枚あたりは3つのなかで最も高くなります。フルオーダーはサイズも紙も取っ手も指定できます。輪転フレキソは5,000枚からで、1枚あたりは20円台まで下がりますが、出荷まで通常1.5〜2カ月かかります。
本郷のオフィスに行くと、サンプルが壁一面に掛かっています。棚は作り方で分かれていて、国内生産は輪転式、穴あけタイプ、規格サイズ、セミオーダー。海外生産は紙袋、不織布、ポリエステル・コットンです。実物を手に取って、口の始末や紙の厚みを見比べられます。

安い袋は、口が切りっぱなしになる
安い袋と高い袋は、どこが違うのか。いちばん分かりやすいのは袋の口です。輪転フレキソで作った袋は、口の部分に折り返しがなく、切りっぱなしでギザギザになります。手に取ればすぐ分かります。
印刷そのものも変わります。フレキソ印刷は、多色のときに色と色の合わせの精度が甘く、網点もオフセット印刷に比べて粗くなります。作れるサイズの制限も多いので、事前の確認が要ります。
てさげネットでは、この作り方を「中に入るものが1,000円程度」の土産物やテイクアウト向けとして案内しています。ギフトで渡す袋と、その場で持ち帰ってもらう袋を、同じ作り方でそろえる必要はありません。
フルオーダーで決めるのは、紙・印刷・加工・取っ手の4つ
サイズと枚数のほかに指定するのは、この4つです。てさげネットのフルオーダー紙袋で選べるものを並べます。
| 決めること | 選べるもの |
|---|---|
| 紙 | コート紙、晒クラフト、片艶晒クラフト、特殊紙 |
| 印刷 | 特色1色、2色、フルカラー(全面印刷は割増) |
| 加工 | PP貼り(グロス・マット)、箔押し、ニス |
| 取っ手 | 丸ひも、平ひも、紙、アクリル、プラスチック |
取っ手は、種類だけでなく付け方も変わります。穴をあけて通すタイプ、穴が見えないタイプ、口の折り返しからひもを出すタイプの3つです。ママノの上質紙の袋は、折り返しから茶色の平ひもを出すタイプで作ってもらいました。柄の袋は紙の平ハンドルです。
ママノが作ってきた手提げ袋
手元に写真が残っているものを並べます。同じブランドでも、渡す場面によって紙も取っ手も変えています。


いまオンラインショップでご用意しているのは、柄手提げ袋(小)と茶手提げ袋(大)の2種類です。柄の小は高さ18cm×幅18cm×マチ9cmで、カードチョコレート40枚入りとクッキー24枚入り以外の商品が入ります。
よくある質問
オリジナルの紙袋は何枚から作れますか?
セミオーダーの名入れ紙袋なら100枚から、フルオーダーなら500枚から、輪転フレキソ紙袋なら5,000枚からです。枚数が少ないほど1枚あたりの単価は上がります。
納期はどのくらいかかりますか?
セミオーダーは5営業日出荷から、フルオーダーは10営業日出荷から、輪転フレキソは45日出荷からです。輪転フレキソは通常1.5〜2カ月かかるので、在庫が切れる前に発注します。
1枚あたりいくらですか?
目安はセミオーダーが175円から、フルオーダーが90円から、輪転フレキソが20円台からです。紙の種類、印刷の色数、加工、取っ手で変わります。
紙や取っ手は選べますか?
フルオーダーでは、紙はコート紙・晒クラフト・片艶晒クラフト・特殊紙から、取っ手は丸ひも・平ひも・紙・アクリル・プラスチックから選べます。PP貼り、箔押し、ニスの加工もできます。
安い紙袋と高い紙袋は何が違いますか?
印刷の精度と口の始末が違います。輪転フレキソの袋は色と色の合わせが甘く網点も粗くなり、口は折り返しがなく切りっぱなしでギザギザになります。作れるサイズの制限も多くなります。
ママノの手提げ袋はどこで作っていますか?
エス・ユニット株式会社(てさげネット)です。オリジナルで作っている手提げ袋は、2013年の創業からいままですべて同社にお願いしています。無地の既製品は別に購入しています。
紙袋を作るなら
枚数が決まっていなくても、作りたい袋のイメージを伝えれば、どの作り方でいくらになるかを出してもらえます。ママノが創業のときにやったのも、それでした。