代表コラム:ウィニャック組合の代表交代とチャクラ認証制度の進捗について

代表コラム:ウィニャック組合の代表交代とチャクラ認証制度の進捗について

ママノ江沢です。

ウィニャック組合の代表交代について

2023年12月末に長年のパートナーであるエクアドルアマゾンのウィニャック組合の選挙がありリーダーが変わることになりました。マルコからネルソンへ。マルコは約3年間ウィニャックのリーダーを務めていました。

とても誠実で信頼できるリーダーで、今はネルソンへの引き継ぎを一生懸命やってくれています。先住民キチュアのコミュニティを守り、森を守り、組合を発展させていくことに尽力してくれたマルコに感謝します。次のリーダーのネルソンとは、またじっくり今後の展望などを話して協力していきたいと思います。

いつもオンラインセミナーの開催など中心となって実施してくれているエンリケは引き続きコマーシャルディレクターの役割に決まりました。ウィニャックは選挙でリーダーを決めていく仕組みをとっています。引き継ぎの時に思いがけないことが起こることもあり得ますので、こういうタイミングでは特に組合とのコミュニケーションを密に行っていきたいと思っています。

幸いママノではエクアドル代表のウリが現地に根ざして日々組合と時間を共にしていますので、綿密なコミュニケーションは得意とするところです。これからもお客さんにチャクラ農法の最上質なチョコレートやグアユサ茶をお届けできるように取り組んでいきたいと思います。

 チャクラ認証制度について

世界農業遺産にもなったエクアドルアマゾンのチャクラ農法の認証制度「チャクラ認証」ですが、多くのステークホルダーが関わって慎重に進められていることもあり、ママノとしては少し焦ったいような状況が続いています。

ママノもチャクラコーポレーションの倫理委員会に国際企業の代表として所属しているのですが、別の「技術委員会」での話し合いによって、ママノの材料(カカオ、チョコ、バニラ、グアユサ等)を使ってくださる法人のお客さんの商品(チョコ、ケーキ、パフェ等)へのチャクラ認証の承認の仕組みと付与制度が少し変わってきています。

 

2023年から承認を申請している企業やお店の商品については、チャクラロゴをパッケージデザインに組み込んだりシールを貼ることはできないが、ポスターやカードや商品ページ、SNSなどで「チャクラ認証取得商品」と謳ったり「チャクラロゴ」を使ったりすることができる、という流れで一旦落ち着きそうです。

ママノとしては、やはりパッケージ自体にチャクラロゴを付与できるのが最もお客さんとのコミュニケーションとしても有効だと考えていますので、チャクラコーポレーションには引き続き意見をあげて、議論しながらより有効な制度づくりに寄与していければと考えています。

チャクラ農法の認証制度自体2023年の8月にようやくスタートした制度でママノがパイロット企業として、ロゴの活用方法を実験しながら委員会にフィードバックをしています。目的は伝統的な自然農法であるチャクラ農法が世界に普及すること、それによって農家の収入が増えること、森が守られること、伝統が保持されることです。

素晴らしい目的だと思います。自社で完結するプロジェクトではなくあくまで委員会の一メンバーとしての立ち位置なのでなかなかもどかしいことも多いのですが、引き続き頑張ります。