8月1日(土)07:00〜08:00オンラインセミナー: エクアドル サモラチンチペ州のアリバカカオのクオリティチェック!

8月1日(土)07:00〜08:00オンラインセミナー: エクアドル サモラチンチペ州のアリバカカオのクオリティチェック!

エクアドル・サモラチンチペ州のアソプロマス組合ポストハーベストセンター

アソプロマス組合のポストハーベストセンター。今回のセミナーでは、収穫後の発酵・乾燥・品質管理について現地から話を聞きます。

エクアドル南部アマゾン、サモラチンチペ州のアソプロマス組合とオンラインでつなぎ、今年のアリバカカオの収穫、発酵、乾燥、品質管理について現地の声で聞く無料セミナーを開催します。

Online Seminar 開催概要

日時
2026年8月1日(土)07:00〜08:00
参加費
無料
開催方法
オンライン
申し込み
Googleフォームより受付
対象
ビーントゥーバー関係者、カカオやチョコレートに関心のある方、カカオ豆の購入を検討されている方
セミナー参加を申し込む

参加無料 / オンライン開催 / 事前質問も受付予定

現地の組合、農家の方々と直接つながる時間

今回は、アソプロマス組合のポストハーベストセンターや、組合に加盟するカカオ農家の方々とオンラインでつなぎます。今年のカカオの品質や収穫状況、発酵・乾燥の様子、品質管理で大変だったこと、昨年から改善したことなどについて、現地から直接話してもらう予定です。

カカオの品質は、品種だけで決まるものではありません。収穫、選別、発酵、乾燥、保管、そして現地で日々手を動かす人たちの努力によって大きく変わります。チョコレートになる前の大切な工程を、現地の声とともに知っていただける時間にしたいと思っています。

アソプロマス組合のメンバー
アソプロマス組合のメンバー
アソプロマス組合のカカオポッド
サモラチンチペ州で栽培されるカカオ

当日予定している内容

当日は、以下のような内容を予定しています。事前にいただいた質問は、可能な範囲で現地に共有し、当日の話の中に組み込んでもらう予定です。

  • アソプロマス組合の紹介
  • ポストハーベストセンターの紹介
  • 今年のカカオの収穫状況と品質
  • 発酵所の様子、発酵中のカカオの状態
  • 発酵温度、管理方法、発酵日数
  • 乾燥テントの様子、乾燥状態、乾燥方法
  • 乾燥中の撹拌頻度と、乾燥を終える判断
  • 最終的なクオリティチェックの方法
  • カットテストで見えるカカオ豆の状態
  • 今年大変だったこと、昨年と比べて改善したこと

アソプロマス組合のカカオについて

アソプロマス組合は、エクアドル南部アマゾンのサモラチンチペ県スンビにあるカカオ生産者組合です。ママノチョコレートでは、2026年10月末から11月末ごろに、アソプロマス組合のカカオ豆を輸入する予定です。

アソプロマス組合のカカオは、エクアドルのカカオ研究機関INIAPが開発したアリバカカオ系の品種が中心です。主にEET95、EET96、EET103などが栽培されています。地域によっては、トリニタリオ系やスペルアルボル系のカカオもわずかに見られます。

同じ「アリバカカオ」といっても、サモラチンチペ州の標高、気候、土壌、栽培環境は、エクアドル沿岸地域や他のアマゾン地域とは異なります。そのテロワールがカカオの香りや味にどのような影響を与えているのか。そういったことにも思いを馳せながら聞いていただけたら嬉しいです。

アソプロマス農園のカカオの実
EET95、EET96、EET103を中心としたアリバカカオ系品種
アソプロマス カカオ豆カットテスト
カットテストで見えるカカオ豆の状態

発酵、乾燥、品質チェック

アソプロマス組合では、三段木箱発酵方式で6日間発酵を行い、乾燥テントを中心に7〜10日間ほど乾燥します。今回のセミナーでは、発酵温度や管理方法、乾燥中の撹拌頻度、乾燥を終えるタイミング、最終的なクオリティチェックの方法についても話を聞く予定です。

アソプロマス組合の三段木箱発酵設備
三段木箱発酵方式
アソプロマス組合の発酵中のカカオ
発酵中のカカオ
アソプロマス組合の発酵温度管理
発酵温度の管理

収穫と選別

熟度や状態を見ながら収穫し、不良豆を取り除く工程が品質の入口になります。

発酵

6日間の発酵で、ナショナルカカオらしい香りを引き出していきます。

乾燥と確認

乾燥状態を確認しながら、カットテストなどで最終品質を見ていきます。

現地に聞いてみたい質問の例

事前質問も受け付けます。現地の組合や農家の方々に聞いてみたいことがあれば、申し込みフォームよりお寄せください。

  • 今年のカカオの品質はどうですか。
  • 収穫期の天候はどうでしたか。
  • 気温はどのような状況でしたか。
  • 今年、特に大変だったことは何ですか。
  • 昨年と比べて改善したことはありますか。
  • 日本のお客様に伝えたいことはありますか。
現地の組合や農家の方と直接つながり、今年のカカオの状態を聞ける貴重な機会です。ビーントゥーバー関係の方、カカオやチョコレートに幅広く興味のある方に、ぜひご参加いただきたい内容です。

カカオ豆の購入を検討されている方へ

現時点では、ママノチョコレートではアソプロマス組合のチョコレートは販売していません。一方で、今年の10月末から11月末ごろには、アソプロマス組合のカカオ豆を輸入する予定です。

カカオ豆の購入を検討されている方は、事前にご連絡いただければ幸いです。今回のセミナーが、カカオ豆の品質や現地の取り組みを知っていただく機会になればと思っています。

アソプロマス組合のカカオは、アリバらしいフローラル香が特徴です。紹介ページでは、低温焙煎の例としてホール焙煎、熱風式の場合の110度25分が案内されています。

タイムスタンプ付き発言録

目次

00:00 オープニングと登壇者紹介

00:56 ナンシー:アソプロマス組合の紹介

05:50 地域への愛着と、身近な脅威

07:03 フィールド研修と若者支援

09:28 違法採掘への対応

12:25 野生カカオの保護

15:09 チョコレートブランド「クヘニート」

17:29 活動の広がりと熱いメッセージ

20:06 オンライン大学教育の取り組み

21:37 農家ビダルさん・エルサさんの紹介

25:15 組合加入後の変化

27:55 植えているカカオ品種

28:38 カカオ以外の作物

32:54 マヌエル:ポストハーベストセンター

36:03 収穫の調整と品質保証

41:03 発酵箱と収穫ピーク

45:00 発酵の工程

48:03 乾燥の工程

52:21 新しい乾燥施設と生産量の見通し

54:14 参加者からの質問への回答

1:03:40 苗畑とサモラチンチペのテロワール

1:10:59 ホワイトカカオと品種の方針

1:14:49 CCN51ではなく野生カカオを

1:16:04 クロージング

00:00 オープニングと登壇者紹介

00:00:00江沢コータロー

エクアドルのサモラチンチペ州のアソプロマス組合から、組合代表のナンシーさん、農家のビダルさん、エルサさんにお越しいただいています。この後、ポストハーベストセンターから、発酵乾燥担当のマヌエルさんにも参加いただきます。

ママノとしては一昨年、去年からアソプロマスのカカオを使い続けており、今年も輸入します。皆さんにこのカカオのご紹介と、生産者の声、環境、発酵乾燥のプロセスを知ってもらえればと思っています。どうぞよろしくお願いします。

ゆりえさん、今日も通訳をお願いします。それではナンシーさんに、まずアソプロマスのことをご紹介いただければと思います。

00:56 ナンシー:アソプロマス組合の紹介

00:03:01ナンシー

私たちの組合で収穫しているカカオは、フィノ・アロマのカカオ、香りのよいカカオです。あわせて野生カカオの収穫も行っているのが特徴です。

また、農薬などの資材を極力使わず、自然な形で育てていることも、もう一つの特徴です。

組合の構成員は188人で、そのうち96人が女性、92人が男性です。地域には民族の多様性もあり、メスティーソの方、シュアル族の方など、さまざまな方々とのつながりを組合として築いてきました。

05:50 地域への愛着と、身近な脅威

00:05:50江沢コータロー

この活動を続けながら、地域に強い愛着を持って森を守り、身近にあるさまざまな脅威の影響にも向き合っている、というお話でした。違法採掘のことや、マフィアのような存在のことも含まれると思います。そうしたなかで、よりよい未来を目指している、ということですね。

07:03 フィールド研修と若者支援

00:07:03ナンシー

そのために、フィールドでの研修を行っています。地球に優しい方法で農業を続けていく技術を、フィールドスクールを通して実践しています。

そのなかで、若者たちが参画するプロジェクトも進めています。都市へ移住することなく、自分たちの地域のなかで機会を見つけてもらう取り組みです。

09:28 違法採掘への対応

00:09:28ナンシー

地域が今直面している問題の一つに、違法採掘があります。私たちは、よりよいカカオを作り、競争力のあるものを生産することで、よりよい機会と、より質の高い生活を生み出し、カカオを通じて違法採掘に立ち向かっています。

違法採掘の日当は、農家としての賃金より高いこともあり、若い人たちがそちらへ流れてしまいがちです。それを避けるため、カカオを通じて家族みんなでよりよい暮らしができ、森を守れるように、アソプロマスとして戦っています。

12:25 野生カカオの保護

00:12:25ナンシー

アソプロマスのもう一つの活動として、野生カカオの保護にも力を入れています。これまで野生カカオはあまり注目されていませんでしたが、近年の研究で、この地域の森の在来種として高いポテンシャルがあることが分かってきました。そのため、遺伝子の保護にも取り組んでいます。

これまでに、この品種の苗木をおよそ6,000本、保護して植えてきました。もともとこの地域に実生していたもので、遺伝子的にも重要です。昔からここにあったものとして、私たちのものだと認識し、愛を持って育てていくことが、活動の秘訣でもあります。

15:09 チョコレートブランド「クヘニート」

00:15:09ナンシー

アソプロマスは、チョコレートのブランドも持っています。名前は「クヘニート」。シュアル語で猿を意味します。この地域でカカオを食べてしまう猿から名付けました。

野生動物を保護し、環境を守ることも私たちの活動の一つです。そうした連想が働く名前として、クヘニートを作っています。

17:29 活動の広がりと熱いメッセージ

00:17:29江沢コータロー

アソプロマスは幅広い活動をしています。とても小さなところからスタートし、少しずつ大きくなってきました。日本の皆さんが取り組みに価値を認めてくださったおかげでもあります。

違法採掘の問題は深刻です。だからこそ、よりよい栽培方法を実践し、カカオをよりよい価格で販売できるようにすることで、違法採掘にも立ち向かっていきたい、というお話でした。

違法採掘は若者の仕事を奪ってしまう。心が痛むことだと。ただ、この戦いは容易ではなく、脅迫を受けるなど怖い目に遭うこともある。それでも、自分たちの土地でカカオを育て、よりよい農業を実践することで勝てると信じている、という熱いメッセージでした。

20:06 オンライン大学教育の取り組み

00:20:06江沢コータロー

オンライン授業によって、大学の授業を受けられるようになった、というお話もありました。生産者の農家の子どもたちが、自分たちのコミュニティに住みながら学べるようになったそうです。

インターネット環境などの整備も行い、組合と若者たちが力を合わせて、この変化を実現しました。いま若者たちは、組合の活動や農業生産に関わる分野を学んでいる人が多いとのことです。自分たち自身が事業を立ち上げ、地域のなかで成長し、組合とともに発展していけるように取り組んでいます。

21:37 農家ビダルさん・エルサさんの紹介

00:21:37江沢コータロー

ナンシーさん自身も農家ですが、今日は農家のエルサさんとビダルさんにも来ていただいているので、少しお話を伺いたいと思います。

25:15 組合加入後の変化

00:25:15ビダル

いまエクアドルは午後5時です。私は40歳で、横にいるのが妻のエルサです。私たちはアソプロマスの組合員です。組合員になってから、とてもよい経験をさせてもらっています。

組合に入る前は、小規模農家として品質や生産性に課題があり、独立した農家として活動するのが難しい状況でした。アソプロマスがカカオの管理方法を教えてくれるまでは、管理の仕方をあまり理解できておらず、いろいろな失敗を繰り返していました。

組合に入り、技術者の方から現場で講習や研修を受けることで、生産性を上げることができました。さらに、アソプロマスが私たちの生産したものを直接買い取ってくれることも、とてもよかった点です。

以前は仲介業者に値段を決められ、不利な条件で売らなければならないことが多く、経費を賄い、暮らしを成り立たせるのが難しいところがありました。組合に入ったことで、そこが改善された、というのが私の経験です。

27:55 植えているカカオ品種

00:27:55江沢コータロー

どんなカカオの品種を、いま植えているんですか。

00:28:15ビダル

いま生産しているのは、ナショナル種の香りの高いカカオと、野生のカカオを少し、在来種として栽培しているものです。

28:38 カカオ以外の作物

00:28:38江沢コータロー

カカオ以外は、どんなものを植えているんですか。

00:29:23ビダル

カカオ以外では、ユカ(キャッサバ)、プラタノ(バナナ)、パパイヤ、トウモロコシ、サトウキビ、みかん、レモン、オレンジを植えています。私たちの文化のなかで欠かせないチョンタ(チョンタヤシ)も栽培しています。

常に自給自足のために必要なものを、バラエティとして持っている、というのがカカオ以外の栽培の考え方です。

32:54 マヌエル:ポストハーベストセンター

00:32:54マヌエル

サモラチンチペ内のポストハーベストセンターから参加しています。エマヌエル・プーマと申します。組合のメンバーで、創設メンバーの一人でもあります。発酵乾燥センターの統括をしています。

00:33:49江沢コータロー

収穫後の担当、発酵乾燥の担当ですね。

36:03 収穫の調整と品質保証

00:36:03マヌエル

主にしていることは、各地に広がる組合員との連携です。モロナ・サンティアゴ県など、組合員のいる地域やコミュニティが点在しているので、収穫の調整を行っています。いまグループは9つに分かれており、それぞれと調整しています。

各地との調整のあと、組合員の方々に収穫してもらいます。収穫した豆はビニール袋に入れていきます。いつでも収穫してよいわけではなく、事前に研修を受けてもらい、いつ収穫するか、病気がついていないかなどを確認したうえで収穫してもらいます。

よい豆とは何かを情報共有し、収穫してもらうことで、アソプロマスとして提供できる豆の品質を保証しています。その作業のあと、発酵乾燥センターへ運ばれます。

41:03 発酵箱と収穫ピーク

00:41:03マヌエル

センターに運ばれた豆は、ローレル(月桂樹)の木箱に入れます。1箱あたりおよそ7キンタル、350キロくらいの大きさです。

収穫のピークは5月から7月です。その前の3月から4月は、まだピークではないのでコミュニティ全体から集めます。5月から7月のピーク時は、コミュニティを分けて発酵・乾燥する工夫をしています。

45:00 発酵の工程

00:45:00マヌエル

豆を持ってきた時点では、だいたい23度から27度くらいです。そこから6日間かけて発酵を進め、2日ごとに攪拌します。

最初の2日が経つと、豆の温度が32度から34度くらいに上がったところで1回攪拌します。4日目には45度から47度くらいまで上がり、その温度を4日目、5日目と保ち、最大で48度くらいまで上がります。6日目で発酵が完了し、乾燥エリアへ運びます。

48:03 乾燥の工程

00:48:03マヌエル

その後、乾燥用のテントへ移します。3月、4月は収穫量がまだ少ないので、発酵のテントのなかで自然乾燥できます。

ピークの5月、6月は、この地域の雨の多い時期でもあるので、自然乾燥だけでは難しくなります。そこで人工の乾燥機も使い、湿度を落としていきます。乾燥機はおよそ10キンタル分のキャパシティがあります。

だいたい2日から3日自然乾燥したあと、さらに2日から3日、およそ50度の人工乾燥機を使い、水分値を7%以下まで落としています。

52:21 新しい乾燥施設と生産量の見通し

00:52:21江沢コータロー

最後に、乾燥についてです。このアマゾンの地域は雨が多く湿度も高いので、乾燥はずっと課題でした。いま新しい乾燥施設を計画している、というお話でした。

また、3年後にはいま植えているカカオが本格的に実をつけ始め、生産量もおよそ4倍まで増える見込みだそうです。昨年の乾燥カカオの収穫量は300キンタル、およそ14.5トン。それが4倍になる可能性がある、ということです。

今年はこの地域の長い雨の影響で収穫が遅れ、実の数自体も少なく、260キンタルくらいになりそうだとのことでした。去年より40キンタルくらい少ない見込みです。来年以降、2、3年後には生産量が4倍になると見込んでいます。

54:14 参加者からの質問への回答

00:54:14江沢コータロー

事前にいただいていた質問にもお答えいただきました。

カカオの収穫時期を人工受粉で調整しているか、果実を大きくするために摘果や選定を行っているか、という質問がありました。エクアドルでは手による人工受粉はしておらず、ヌカカという虫が受粉を担っている、とのことでした。

アソプロマスでは農業フィールドスクールも行っており、ビダルさんの農園が今年よい農園として認められたので、詳しく話せる、という紹介もありました。

ビダルさんによると、自宅の隣に苗畑があり、祖先から受け継がれてきた古いカカオの木から選んだ種をまいて、4ヶ月育てています。継ぎ木も行い、香りがよく生産性の高いナショナル種を継いでいます。継ぎ木のあと60日育てて農園に植え、植え付け後は除草などの管理を続け、およそ1年半で実がつき始めるそうです。

樹形を整える剪定も丁寧に行い、病気が出たら病害対策の剪定で切り落としていきます。オーガニックの植物由来の液体肥料を散布することもあります。カカオのポッドの皮などを使って有機肥料を作り、農園で活用しています。化学肥料や農薬に頼らず、有機栽培を続けている、ということでした。

1:03:40 苗畑とサモラチンチペのテロワール

01:03:40江沢コータロー

ビダルさんの農園で、これから植えるための苗がたくさん育っている様子も見せていただきました。

エクアドルのなかで、サモラチンチペにはどんなテロワールの違いがあるか、という質問もありました。まず標高が高いこと。このエリアは海抜800メートルから1,200メートルくらいで、800メートル、900メートルと非常に高い場所です。湿った熱帯性の気候で、カカオ栽培に適しています。

ただ、この地域では以前、カカオ栽培はそれほど行われていませんでした。ビダルさんが栽培を始めたのはおよそ12年前で、この地域での初期のカカオ生産者の一人とのことです。義理のお父さんが祖先から受け継いだカカオの木はあったものの、当時は活用されていなかった。ビダルさんが再び活用し始め、栽培をスタートしたそうです。

この地域は雨が多いのですが、2年前は1年中乾燥気味で、そのときは条件がよく収穫量も増えて豊作でした。この地域にとっては、乾燥のほうが豊作だった、ということです。去年、今年は雨が多く、その影響で生産量が減っている、とのことでした。

1:10:59 ホワイトカカオと品種の方針

01:10:59江沢コータロー

今後どんな品種を植えていくか、新しい品種をどう導入するか、という質問もありました。

祖先から受け継がれたホワイトカカオ、野生のカカオのなかに、種が普通は紫なのに真っ白なものがある。ホワイトタイガーや白熊のように、同じ種類でも白くなることがあるのと同じで、カカオにもそれがある。そのホワイトカカオに取り組もうとしている、ということでした。INIAPなどの研究所からの苗は、新しくはいま取り入れていないようでした。

1:14:49 CCN51ではなく野生カカオを

01:14:49ナンシー

野生カカオの保全が話題になる前は、「CCN51を植えませんか」という流れもありました。でも、いろいろな研究から、野生カカオのもともとの原産が私たちの地域だと分かってきました。

この地域の人間としても、これは私たちのものである、という意識が高まっています。いまはCCN51を植えようと言われても、もう植えない、という形です。先祖から続く野生カカオを植えたい、という意識を、私たち自身が持っています。

1:16:04 クロージング

01:16:04江沢コータロー

CCN51は生産量は高いものの、香りがあまり高くないと言われ、いまはあまり植えていない。野生カカオ、この地域の原産のものを植えるようにしている、というお話でした。

今年の10月から11月くらいに、このアソプロマスのカカオは日本に届く予定です。まず本当に美味しいのは大前提で、よいチョコレートを作っていけたらと思います。それと同時に、後ろにある生産者の生活や、今年のように雨が多く洪水災害も起きている気候変動のことも、大きくつながっています。そうしたところにも、目を向けていただければと思います。

Googleフォームから申し込む

2026年8月1日(土)07:00〜08:00 / 参加無料 / オンライン