エクアドル産アマゾンバニラ(V.Odorata)のバニリン含有量と水分値分析結果2023年7月
ママノで販売をしているアマゾンバニラ(オドラータ種)のバニリン含有量最新の分析結果を報告いたします。
1本のバニラで検査するため、ロット毎の違いはありますが、バニリン2.53%という結果になりました。鞘は除き、種の部分のみを検査対象としています。
2021年の検査結果では3-4.3%という結果でしたが、単純に検査対象としたバニラの個体差だけでなく、バニラ果実収穫後のキュアリングの初期工程でバニラ果実の殺菌及び成長停止のために行うキリングプロセスを、熱湯を用いた手法から天日干し手法に変更した影響もあると考えています。
このプロセスに変更については、現地組合やバニラ技術者とも話し合いを重ねながら、より良いバニラを作れるように改善を重ねていきたいと思います。
2.5%のバニリン含有量は、文献によって変わるものの一般的なV.planifolia種の最適な条件下で2%-2.5%、V.tahitensis種で1.2-1.5%と記載されていることからも、バニラの主要成分であるバニリン含有量としては最高品質のものであるといって良いと思います。
そして、バニリン以外の数百種類にも及ぶ香り成分こそがアマゾンバニラの甘くミルキー、ウッディー、スパイシーといった複雑性を持たせているため、バニリン含有量はあくまで一つの指標として参考にしていただければと思います。
アマゾンバニラ分析結果
- 水分値7.1%
- バニリン含有量2.53%(エクアドル国内での2021年検査では3%〜4.3%)
商品ページはこちら
https://mamano-chocolate.com/products/vanillaodorata?variant=40754567282731
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