『エクアドル原生林の野生クリオロカカオ合同視察（仮） カカオの起源を見に行こう -佐藤清隆先生（広島大学名誉教授）と行く6泊9日のエクアドル視察- 』

※現在は合同視察参加者を募るための仮の予定、金額となります。本申込時に最終的な旅程、内容をご確認の上改めてお申し込みをいただきます。

✳︎概要
- 旅程　2025/4/19(土)〜4/27（日）
- 現地視察費　一人約$650（仮）
※航空機、宿泊費、食費等別
- 募集人数　10名程度
※参加者数が少ない場合は中止
※現地集合、現地解散の業界限定（応相談）視察
※継続開催予定なし。今回限り。

✳︎プログラム
- ウィニャック組合
- カカオ発酵乾燥センター
- チャクラ農法のアリバカカオ農家
- 管理エリアの野生種クリオロカカオ
- ナポ川クルーズツアー
- 原生林の野生クリオロカカオ
- カカオ収穫、集荷体験
- キトのユネスコエリア

✳︎仮申込はこちら
▶︎ https://forms.gle/MFJSVfdehyhbdEjMA

✳︎魅力的な体験の数々
エルピカフロール
野生種クリオロカカオの生息地。ラモンプチャ氏が20年以上に渡り数千本にも及ぶ絶滅危惧種の植物、果樹、観賞用植物を保護している。ハチドリやハリナシバチとの出会いもある。

ウィニャック組合
先住民キチュアの300の小規模家族で構成する農業組合。チャクラ農法という世界農業遺産にも認定された農法でアリバカカオを育て、集荷、発酵、乾燥、輸出までを担っている。持続可能な生産のモデルケースとして注目されている。

パソウルコ
樹齢数百年にもなる巨大な野生クリオロカカオが多数生息。マザーツリーと呼ばれている。ぬかるんだ山道を登りで3時間、探索1時間、下り2時間。体力に自信のある方のみご参加ください。

カカオの収穫、集荷体験
先住民キチュアのアリバカカオをいくつか訪問し一緒にカカオを収穫する体験をします。組合が車に乗って集荷する作業にも同行して、実際のカカオの取引の現場を見ていただきます。

ナポ川クルーズ
アマゾン川の源流の1つであるナポ川をボートで探索、ジャングル散策、キチュア文化体験を行います。

キトの世界遺産
ユネスコに登録されたキトの旧市街地を散策します。

佐藤清隆先生について
広島大学名誉教授、工学博士。専門は食品物理学で、食品油脂の物理学的な研究における世界的権威。アメリカ油化学会「Stephane S. Chang 賞」、世界油脂会議「H. P. Kaufmann Memorial Lecture 賞」等を受賞。著書には『チョコレートの散歩道』（エレガントライフ2013年）、『カカオとチョコレートのサイエンス・ ロマンー神の食べ物の不思議』（古谷野哲夫氏と共著、幸書房 2013 年）、『ステファン・ベケットら編著：チョコレート製造技術のすべて』（古谷野哲夫氏と共訳、幸書房 2020 年）、絵本『ひと粒のチョコレートに』（Junaidaさんと共著、福音館書店2023年）、『チョコレートを極める12章』（幸書房2024年）など多数執筆。

エクアドルアマゾンへのお誘い
チョコレートの原料はカカオの実の種（カカオ豆）ですが、カカオは熱帯地域でしか自生しません。約１０００万年前に誕生したカカオは、地球を何度も襲った氷河期を熱帯雨林に逃避して生き永らえてきましたが、約７万年前から５万年も続いた最終氷期にカカオが生き延びたのは、アマゾン川源流域とその周辺でした。最終氷期の間に、地域ごとに特色のあるカカオの品種が誕生しましたがその中にクリオロ、アメロナド（フォラステロの原種）、ナシオナル（アリバの原種）などがあります。
やがて最終氷期が終わり、シベリアからベーリング地峡を経てアメリカ大陸を南下した人類がカカオに遭遇しました。人々はカカオパルプやカカオ豆を食しながら、温暖化とともに中南米にカカオの生息地を広げましたが、約５００年前にこの地に到達したヨーロッパ人によって世界中にカカオが拡散し、現在に至っています。
今回のツァーで訪問するエクアドルのアマゾン側地域は、最終氷期を生き延びたカカオの故郷です。この地を訪問して、カカオを育てる人々との交流、野生クリオロの生育、アマゾン川源流域の自然を満喫することによって、カカオとチョコレートの魅力がさらに深まるにちがいありません。　佐藤清隆

ママノ江沢からのメッセージ
ママノチョコレートは2013年からエクアドルアマゾン地域に根ざして、キチュアの小規模農家とのダイレクトトレードを行ってきました。美しい熱帯雨林とあたたかい人、独自の文化と希少な野生のカカオや華やかな香りのアリバカカオのすべてが楽しめるこの合同視察を、一生に一度はぜひ体験していただきたいです。bean to barメーカー、ショコラティエ、カカオ関係者にご参加いただければ幸いです。私と現地在住のウリの2名でご案内します。

合同視察費用について
✳︎現地合同視察費に含まれる項目
- 全員訪問予定の入場料、ガイド費、謝礼金、チップ
- エクアドル国内の団体移動費
（個人的な移動は除く）

✳︎現地合同視察費に含まれない項目
- 航空機代
- 傷害、疾病に関する医療費
- 任意の海外旅行保険
- ホテルでのクリーニング代
- 飲食費（一部含まれる）
- 旅行手続き諸費用
- アマゾン川ツアー費

✳︎スケジュール
4/19 土
16:50　成田発　20時間のフライト-時差14時間
23:30 　キト空港着
空港からホテルまでタクシーで15分
キトのホテルに宿泊

4/20 日
ホテルがこの旅程の集合場所となります。
ここまでは各自で移動をお願いします。
10:00 MAMANOがホテルでメンバーを迎え。移動。
14:00 ナポ県テナのホテルに到着
地元の市場等を見学

4/21 月
9:00 WINAK組合との挨拶
WINAKの紹介と活動内容の説明
ポストハーベストセンター
13:00 VANILLABEANSが支援するチャクラ農場訪問"

4/22 火
8:30 ホテルを出発
9:00 エルピカフロールの野生種クリオロ探索
13:00 昼食
14:00 ラモンプチャエリアまたは他のチャクラ農場訪問"

4/23 水
パソウルクの野生クリオロカカオ（体力ある方のみ）／ナポ川クルーズツアー

4/24 木
9:00 WINAKと共にカカオ収穫
アリバ農家訪問
ポストハーベストセンター訪問
12:00 昼食
午後
未定

4/25 金
5:00 ホテルを出発しキトへ
9:00 キト到着
キトのユネスコエリア自由行動
キトから東京へ

4/26 土
0:40 キト発東京へ（現地解散です）

4/27 日
14:00 成田着