
エクアドルレポート25年7月23日
ナポ県ウィニャック組合アマゾンアリバについて
25年3月〜5月で収穫を終え、乾燥まで終えて全てエクアドル倉庫で保管中です。今期は2023年と同じ5日発酵に仕上げました。
最近雨がかなり多く、カカオ豆の水分値が7.8%まで上がってきているため、近いうちに3日ほど再度天日干しして水分値を下げ、そのタイミングで輸出用のグレインプロバッグに詰める作業を行う予定です。
10月下旬〜11月頃に2025年収穫豆ををご案内できる予定です!
![]() ナポ県ウィニャック組合パソウルクの野生カカオについて
収穫活動も終わりに差し掛かっています。
1本1本高い木に登っての収穫のため、収穫量は100-200kgの間くらいと見ていますが、販売できる量がどの程度になるかまだ報告が難しい状況です。今年は4日発酵で仕上げました。
発酵乾燥施設を横浜バニラビーンズさんの支援で建設したため、今年から重いパルプを3時間かけて山の下まで運んで車でさらに2時間かけてウィニャック組合の発酵乾燥センターまで運ぶ必要がなくなりました!
パソウルク村から責任者を1名選び、ウィニャック組合の発酵乾燥技術指導のもと、標高900メートルの山の上でウェットビーンズ1ロット100kg程度で発酵乾燥させています。
![]() 【NEW】エスメラルダス県チャチ族のアリバ
エクアドルのアンデス西側に広がるチョコ雲霧林(いい名前!
シンプルにチョコフォレストと呼ぶことも。)で暮らすチャチ族の先住民小規模カカオ農家との協働を開始しました。秋には、少量ですがチャチ族のアリバを日本に輸入します。
農法はアグロフォレストリーで、野鳥などの生物保全活動も同時に行われています。この地域の在来種アリバを中心に栽培しています。エクアドルのINIAP研究所が発行している品種カタログでは28のアリバカカオの品種が【Chachi】カカオシリーズとして紹介されています。
![]() チャチ族はウィニャック組合のキチュア族よりもさらに少数民族で、国際市場への販売ははじめて。ママノからの要望で、豆の選別をハンドピックで実施してもらっています。日本に届いたら、ご案内させていただきます!
ママノ江沢
|