Pre-COP30で「みんなで育てるカカオの森(Mi Primera Chakra)」を発表!アマゾンからの声が世界に届く 2025/10/14

Pre-COP30で「みんなで育てるカカオの森(Mi Primera Chakra)」を発表!アマゾンからの声が世界に届く 2025/10/14

こんにちは、ママノエクアドル代表のウリです。

先週、エクアドルアマゾンのウィニャック組合のシャキーラが、横浜VANILLABEANS(バニラビーンズ)との共同プロジェクト「みんなで育てるカカオの森(Mi Primera Chakra)」をpre-COP30で発表しました。これは、次回の国連気候変動会議に向けた重要な準備イベントの一つです。

「VANILLABEANS」「ママノチョコレート」「Wiñak組合」の協力のもと、アマゾンで農家の方々と直接協力している私たちの活動を、このような重要な場で発表できたことは、何よりも特別な意味を持ちます。

アマゾンで生まれ、地域の家族が中心となって日々の努力で育んできたような、私たちのようなコミュニティ主導のプロジェクトが、世界の気候変動フォーラムで紹介されることは、決して当たり前ではありません。

通常、このような場は、遠く離れた場所から来る数字や政策、スピーチで満たされています。しかし今回は違いました。物語は、森から直接届けられたのです。

プロジェクトの若きコーディネーター、シャキーラ・チャベスが語ってくれたのは、「みんなで育てるカカオの森(Mi Primera Chakra)」がどのようにして若いキチュア族の農家を支援し、先祖代々の知識を最先端の持続可能な技術と組み合わせることで、「チャクラ」と呼ばれる独自の農園システムを再構築しているか、そして、それが生計と生態系を同時に再生しているか、という話でした。

彼女のメッセージは、気候変動への解決策が抽象的なアイデアではなく、文化と自然を尊重するコミュニティの地道な活動を通じて、すでに静かに実行されていることを示していました。

プレCOP30での発表は、形式的な意味だけではなく、この取り組みが国内外の重要人物たちと並び、より幅広い気候変動議論の一部として認められたことを意味します。アマゾンの家族、女性、若者たちの声が、彼らの未来に関する決定がなされる場に、ついに届き始めているのです。

私たちママノチョコレートにとっても、これは重要な一歩でした。

今回の経験は、「VANILLABEANS」「Wiñak組合」「ママノチョコレート」のパートナーシップが、カカオだけにとどまらず、信頼、再生、そして真の利益をもたらすプロジェクトであることを再認識させてくれました。

それは、コミュニティ主導の生産と責任ある市場、そして世界的な意識とを結びつける可能性を秘めています。

このプロジェクトを透明性、誠実さ、そして情熱をもって実行し発表してくれたシャキーラ・チャベスと「Wiñak組合」チームを、心から誇りに思います。

この大切なプロジェクトを主導してくださっている「VANILLABEANS(チョコレートデザイン株式会社)」および、すべての皆様に、改めて感謝申し上げます。

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