Bean to Barメーカー向け:カカオ最終選別工程と2025輸入直前のカカオレポート

Bean to Barメーカー向け:カカオ最終選別工程と2025輸入直前のカカオレポート

今年の輸入について
今年のカカオ豆についても、8月下旬にウィニャック組合メンバーや農家とともに全量目視でのチェックと手選別を実施しました。
沿岸地域から入れた豆については水分値が一部9%を超えていたため、晴れた日に乾燥テントで再乾燥して7%以下の水分値まで下げてから袋詰めをしました。
残念ながら、エクアドル南部のカカオ豆は雨天続きの影響で1%以上のカビが確認され、ママノで定める基準を下回ったため、今年は輸入しないことになりました。
エクアドル南部の乾燥センターは、やや涼しい地域にあって雨天が続いた上、乾燥テントの構造上風が抜けにくいことや、メッシュ台での乾燥ではなく床乾燥を採用していることで、乾燥が進みにくいという改善点があります。
今年の5月に訪問しましたが、カカオ豆の農法や品質は素晴らしく、組合の哲学や人柄も良いため応援していきたい組合です。
昨年輸入したカカオ豆もフローラルでとても良い豆でした。ママノとしては、ウィニャック組合と一緒に実践しているように、深い関係性を築いて品質改善まで一緒に取り組んでいけたらと考えています。
今年輸入予定のカカオ豆は、例年通りナポ県ウィニャック組合のアリバ(5日発酵)と、新たにエスメラルダス県チャチ族のアリバ(5日発酵)の2種類となります。野生のホワイトカカオは、新たに販売できる分の量は確保できませんでした。
カカオ以外ではマカンボ、ジャングルピーナッツも同時に輸入します。
ナポ県のウィニャック組合とは、2026年収穫分のカカオの購入量の相談を始めています。
今年は12月頃から収穫が開始される予定です。
共同調達(予約&預け金)に参加していただくブランドには個別で相談させていただきます。
共同調達の仕組みやメリットを知りたい方がいましたら直接ご説明させていただきますのでご連絡ください。
ママノ江沢 25/9/4