『アリバカカオ77%セレクテッド 森のチョコドロップス』販売開始
森のチョコドロップスに新しいラインナップが追加されました。
ご紹介させていただきます。
77%チョコレートの特徴
全体的に落ち着いており77%というハイカカオなのに食べやすいチョコレートです。
香り:やや土っぽさ、ウッド感、枯れ葉、落ち着きがあり、奥にほのかな赤い果実味。
味:ほのかな苦味、やわらかな甘味。
余韻:ほんのり残るチョコレート感と
舌触り:ややクリーミーな印象。
今回のチョコレート開発にあたって
こちらのチョコレートは2022年5月13日に集荷をしたカカオ豆を使っています。
産地はエクアドルナポ県アルチドナで、標高はおよそ500-700mの地域に位置する6つのコミュニティ(ワンブルラ、キンキウルク、イタ、ヌエバエストレジャ、アルトポロト、サンマルティン)から収穫した豆です。産地は全て無農薬、化学肥料不使用のチャクラ農法(アグロフォレストリー)で栽培を行なっています。
品種は、通常は自然栽培に近い形態でクリオロ種やトリニタリオ種がわずかに混じるところ、今回は実験的にアリバ種(カカオナショナルアマゾニア)のみの集荷というルールを設定しその分購入価格を高くして、組合と農家と共に新しいチョコレートの味を作ろうと試みました。
乾燥工程においては、テント内の高さ1mの乾燥台の上にカカオ豆を広げ、衛生的な環境でじっくりと天日干しを行っています。排気ガスやガス乾燥による臭いの吸着などの影響を受けていないため、”オフフレーバー(不快臭)”がほとんどありません。
結果としては、2022年2月収穫の通常のカカオ豆集荷方法の73%チョコレートの方が複雑味があり、今回は期待した程の風味を引き出すことはできませんでしたが、一つの実験の結果として、こちらの77%チョコレートみなさんにも味わっていただければ幸いです。
実験的なカカオ選別の意味
アリバ種のみを収穫する意味としては、農家さんにこの品種が高い価値を持つことを価格が高く購入されることで認識してもらい、他の、たくさん収穫できるが風味が落ちる品種を栽培しないような動機を持ってもらい、貴重な品種を保全することにつなげるというものです。
引き続き、さまざまな実験を行いながら最高の風味を持ちながら、品種保全や自然保全、農家の収入向上も同時に行えるような道を模索していきたいと思います。
また、今回の製造から、ひまわりレシチンを0.03%程度追加しています。
お菓子作りにもどうぞ
一粒あたりが小さいため、板チョコレートよりもミルクや生クリームに溶けやすく、お菓子作りにも最適です。
ご自宅で気軽にホットチョコレートやチョコレートを作る際の材料としても、是非ご利用ください。クッキーやスコーンに混ぜ込むなど、さまざまな使い方が可能です。
カカオレットドロップスでつくるホットチョコレートのレシピ
まず、ミルクを沸騰直前まで温めて火を止めます。カカオレットドロップス、砂糖をお好みの量ミルクに入れます。ミニホイッパーでよくかき混ぜたら、カップに注いでください。お好みで、シナモンやチリパウダーなどのスパイスを入れるとまた違った風味を楽しめます。
就寝前などカフェインを控えたい場合にはミルクを多めに、チョコレートの量を減らせば優しい味わいでカフェインレスなホットチョコレートに。カカオレットドロップスを増やしてノンシュガーにすると、朝食にも打ってつけの満足感たっぷりのビターホットチョコレートが完成します。
ママノのチョコレートが、あなたの毎日の元気の源になることを願って。