チャクラクッキー開発にかけた想い

チャクラクッキー開発にかけた想い

6月29日に発売するエクアドルアマゾンのチャクラクッキー。開発にかけた商品への想いをお届けします。

 

 

ママノのアリバカカオは、伝統的なチャクラ農法で育てられている。

今までは「様々な香味が多層的に感じられて、複雑な味わいが美味しい」と思っていただけだったが、現地での生活や農法、共に育てられる作物について詳しく知っていくうちに、その一つ一つのフレーバーには理由があり、それが唯一無二の味わいに繋がっている事に気がついた。

シナモンのようなスパイシーな香味、熟したバナナのような濃厚な香味、白い花を思わせるフローラルな香味、赤い果実を思わせる甘酸っぱい香味、これらはチャクラでカカオと共に大切に育てられている作物たちが、同じ土を通してそれぞれ影響を与え合っているのではないか。

最初は私自身も俄かに信じ難かったが、カカオから感じていた香味をそれらの作物からも捉えた時に、今までの香味の記憶が一本の線で繋がったり衝撃を受けた。

チャクラクッキーは、ウィニャック(ママノのカカオ生産パートナー)の方々が大切に育てている作物の中から、イシュピンゴ(エクアドルシナモン)、レモングラス、グアユサを調合した特製スパイスとカカオニブ(同じくウィニャック組合産)、オートミールを練り込んだクッキー。

ザクザクとした食感と食べ応えを感じられるようにオートミールをたくさん練り込み、カカオニブの香ばしい苦味がアクセント、スパイスは現地で作られる荒さが不揃いなサイズの物をそのまま使い、エクアドルのアマゾン熱帯雨林で育つさまざまな素材の風味をダイレクトに感じられる独特の味わい。

普段なかなか出会わないその味は、もしかしたら最初は違和感を感じるかも知れないが、一枚食べきる頃には更にまた食べたくなる、そんな不思議なクッキー。

シェフショコラティエ本間優作

 

ママノからのメッセージ

気候変動、森林破壊、土壌汚染や海洋汚染が進む社会において、小規模農家によるチャクラ農法(アグロフォレストリー、無農薬、化学肥料不使用)は、1つの解決策になりうると言われています。

森林保全で豊かな自然環境を維持することにつながるだけでなく、森林に近い環境を作りながら行う農業形態では、単一作物よりも土壌への炭素蓄積量が多いため気候変動への対策としても有効です。

また、小規模農家による多品種作物の生産は現金作物に頼らずに自己の生活を生産物で賄うことができ、さらに現金収入を多様な方法で獲得できる農法です。

チャクラ農法によって育てられた作物から作るクッキーは、まず豊かで多様な香味でみなさんに喜んでいただける贅沢なおやつとして開発しましたが、それと同時に熱帯雨林やチャクラ農法を知ってもらうきっかけになればとも思っています。


ママノ代表 江沢孝太朗

 

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