2025年収穫のエクアドルアマゾン産カカオ豆3種類の特徴をご紹介します。

2025年収穫のエクアドルアマゾン産カカオ豆3種類の特徴をご紹介します。

こんにちは、ママノ江沢です。

2025年収穫のカカオ豆が無事に日本に届き、チョコレートメーカーの皆さんへの販売を開始しました。特徴を簡単にご紹介します。

販売中のカカオ豆はアマゾンアリバ、アリバクラレイミックス、アリバエスメラルダスの3種類です。業務用で検討される場合はお問い合わせください!

豆の名前 アマゾンアリバ アリバエスメラルダス アリバクラレイミックス
主な産地・特徴 エクアドル、ナポ県産。丸みがあり紫の色味が強い。外皮が安定しており、皮剥げが少なく見た目が非常にきれい。 エクアドル、エスメラルダス県産。アリバ種らしい華やかさを持つ。生豆時はやや難しそうな印象だが、焙煎によってフローラルが開く。 エクアドル、オレリャナ県産。大粒で生豆は紫が強く全体的に硬い。アリバとホワイトクラレイのミックス。
在庫 たくさん たくさん わずか
粒の大きさ・重量感 大粒。
100gあたり81粒。平均1.2g。
中粒。
100gあたり102粒。平均0.98g
超大粒。
100gあたり64粒。平均1.5g。
生豆時の風味・香り スパイス・ハーバル系の爽やかさと明るい揮発系の香り。りんごのようなジューシーかつフルーティーがあり、生豆の時点で非常に美味しい。 キノコのような香りとグリーンな青臭さが僅かにあるが、同時にミルキー感と甘さも感じられる。 青リンゴのような明瞭なジューシーさと微かなハーバル感。苦味・渋味は穏やかだが、豆により苦いものあり。
焙煎後の風味・特徴 すっきりとしたクリアで上品な味わい。苦味はありボディ感は穏やか。ハーバル感、フローラル感が残る。 まっすぐフローラルなアリバ王道の香りが際立ち、甘みが出る。キノコ感は消え、甘み・ミルキー感・コクが出て丸みのある印象。微かにミネラル感を感じる。 ラベンダー、バラ、ユリのような花系の芳香。クリーンでクリアだが、ボディは弱くややミルキー。
加工作業性(殻剥き等) 生豆の状態でも殻が非常にきれいに剥ける。発酵と乾燥が丁寧で、製造時の生産性と歩留まりが極めて良い。 殻が非常に剥きやすい。発酵・乾燥工程が丁寧に行われており、後工程の生産性が高い。 皮剥がれに難あり。ハスク(外皮)がニブに強く付着している。手作業での製造において作業負担が大きい可能性あり。
品質(欠点豆・選別状態) 選別が非常にきれい。100g中、明確な欠点豆0粒、双子豆2粒、極小豆1粒。ほぼ全てが使用可能な圧倒的高品質。 100g中、中身のないフラット豆が5粒(重量ベース3.0%)。 100g中、欠点豆は平均1粒程度。選別は綺麗。
総合評価・おすすめの活用法 生豆の時点での品質が非常に高い。上質で上品。焙煎後の苦味を考慮し、低温短時間焙煎でジューシーさを残す活用法がおすすめ。苦味を感じさせず香りだけを感じさせるため、粗挽きも相性◎。

通常70%なら数%甘めに作って香りを立たせる一方で食べやすくするのもあり。

カカオバターを少し入れることで苦味渋みをさらっと流して香りだけを感じられるようにするのも一つ。ローチョコにも向いている。低温で長時間で渋みをとるのもあり。
フローラル・甘み・ボディのバランスが良い。

しっかりめの焙煎で個性を引き出し、丸みのあるチョコレートに仕上げる活用法に向きそう。アリバらしい風味になる。低温〜中温中時間の焙煎が良さそう。
上品で綺麗なチョコが作れる魅力的な豆。アリバ種とクラレイ種のミックス。

生豆のジューシーさと焙煎後のフローラル香(ラベンダー系)を活かした、個性的で複雑な商品づくりにおすすめ。
水分値 6.50% 6.50% 6.50%
標高 500m 100m 650m
農法 チャクラ
伝統的アグロフォレストリー
アグロフォレストリー チャクラ
伝統的アグロフォレストリー
民族 キチュア族 チャチ族

25/12/20